理念と目的
公平かつ平等を第一義とする厳格なルールを基に
公明正大なる武道精神を理念とする。
 今日空手道は日本の武道を代表するものとして世界中に名を知られている。しかしながら様々な流派が乱立し柔道・剣道のように統一された一つの団体として、大きな勢力とはなりえてないのが現状である。統一できない大きな原因は各流派が各個に独自の試合ルールで大会を開催し、各流派の交流を妨げていることであると考える。そこでまず空手界がお互いに切磋琢磨し交流を深める第一歩として空手競技、その中でも組み手試合の統一された共通ルールを確立する必要があるのではないだろうか。

イメージ 現在空手の試合ルールは大きく分けて二つの流れがある。ひとつは伝統派と呼ばれ、危険防止の観点から直接打撃を禁止した寸止めルール、もう一つはフルコンタクト派と呼ばれ、一部急所を除いて直接打撃を認め試合をより実践的にしたフルコンタクトルールである。それら両者の長所を融合し空手競技のルールの統一を目指したのがこの「ポイントアンドノックアウトルール」である。伝統派の電光石火のスピードとフルコンタクト派のダイナミックな破壊力を活かしたこのルールこそ全ての流派が納得でき公明正大で普遍的な競技ルールになると信ずる。

 この「ポイントアンドノックアウトルール」による全日本大会はさまざまな流派が参加するエキサイティングな試合の空手大会として知られている。現在このルールの理念を理解する同士が徐々に広がりつつある。
この際、我らはすべての流派にこの「ポイントアンドノックアウトルール」を開放し、公明正大で普遍的な統一ルールとしてあまねく普及させることに努めたい。共通の土俵で闘われる真剣勝負こそ武道としての空手の技と力が試され、真に技量が磨かれるのだ。そしてそれが空手の修行また国際ルールとしても視野に入れ、ゆくゆくは世界中に拡大してゆきたいとも思う。

 柔道の創始者嘉納治五郎は柔術を一つにまとめ柔道興隆の基礎を築いた。空手も試合ルールを一つにまとめ、空手道交流の基礎を築いてゆきたい。そして嘉納治五郎が精力善用、自他共栄、を唱え青少年の心身の鍛錬に柔道を活用したように、我らも空手道を通じて日本の明日を担う青少年の健全育成に貢献したい。わが国には武士道というすばらし精神文化がある。それを体現する道としての空手道を我々は目指す。