まもなく、POINT&K.O.第23回 空手道選手権大会がはじまります。
(文部科学省後援)
2月の頭に沖縄の最終の少年少女の選抜大会が終わりました。いよいよ全日本がまじかに迫ってまいりました。
昨今の少年少女大会をみるに思うことは、単純な突き蹴りに終始している内容が目立つことです。パンチと膝蹴り、パンチと中段蹴 りなどの繰り返し。そして実はそれは大人の大会のコピーになっていることに気付きます。
この理由を考えてみると、これは勝つ為だけを目的とした指導がなされていることの結果ではないかと考えさせられました。個々人が試合に出る以上、
勝つことが目標になることは自然なことであり、かつての私自身がそうであったように、もちろん理解できます。
ただし、同時にそれはやがて空手をつまらないものにしていくことに繋がり、ひいては空手界全体にとっての大きなダメージになってしまう可能性もあるこ とを、我々指導者は考えなければならないと思うのです。
日本の国技であり、四十八手と言われる多彩な技を持つ相撲界でも、最近は身体の大きな力士が増え、押し出しのような技が目立ち退屈に感じるよう
になってきたところに、モンゴル相撲の影響か、いろいろな投げ技など、見ていて楽しい相撲が帰ってきた気がします。国際的には空手よりもいち早くオリ
ンピックの競技として認められた韓国の伝統武術であるテコンドーには華麗な跳び技を駆使する派手なパフォーマンスで見ている者を興奮させています。
ご存じの通り、空手に多彩な技があります。そしてその技を習得するには、心身共に厳しい修行と稽古が求められ、この日々の稽古の過程で私達は成
長していくものです。空手がもつ本来の多彩な技を日々に修行し、さらに試合で磨き会うことこそが空手の醍醐味であり、そして空手を見た者に感動を与
え、空手への共感を生み、結果として空手界全体の発展にも繋がっていくのではないかと思うのです。
日本と世界中の空手指導者にはこのことにもう一度自らに問い直し、試合に勝つ為だけの狭い意味での技量にとらわれず、空手本来の持つ武道精神
にのっとり、己に克つ見事な空手の習得を本当に心がけてほしい。
空手に関わるひとりひとりが、そうした気持ちで空手に取り組んでいく姿を見せれば、いつか世界で空手はもっと認められていくに違いなく、その時きっと
オリンピックにも正式な競技種目としても取り入れられると思います。
日本の多様な風土、歴史に育まれ結実した緒先輩の空手の姿、型、熱き想いはそのままに、各道場と参ずる皆様の確たる存在は聖域にして犯さざるものです。その中にあって日本で、世界で共通のルールで戦う場をつくり、世界に承認される大会を創設したい!!柔道がなぜオリンピック種目になっているのでしょうか?サッカーがなぜ世界の人々に愛されるスポーツになっているのでしょうか?それは共通のルールが存在するからです。 いまこそ日本の誇る武道としての空手を世界の中で競う場をつくる、その共通のルールを創る!! 明日を担う子供達が憧れ、純粋に闘い、明確な勝因、敗因がわかる、清々しい大会を作り上げたい。 NPO法人空手道POINT&K.O.ルール協会はその実現に邁進します。
どうか皆々様の協会へのご参画、ご支援、ご理解を心からお願い申し上げます。 |